株式会社フードビジネスサービスISO9001:2008品質マネジメントシステム取得背景

フードビジネス業界専門の人材紹介業務

人材紹介業務の社会的意義は、求人企業、求職者、紹介会社コンサルタント全てが喜びを共有することにあります。
株式会社フードビジネスサービスでも創業以来、この考えを経営理念に掲げています。
当社が人材紹介業務を始めた頃は、公共職業安定所の業務である人材紹介を民間に委託する風潮はなく、非常にハードルが高い許可制が設けられていました。フード業界専門の紹介は全く稀有なケースであり、管理的職業紹介の定義は定まっていない状態でした。ホテル、外食チェーンの組織作りから着手し、公共職業安定所の民間需給調整課、東京都、労働省とステップを踏みながら、計画書や所定の必要書類などを提出し、一年かけて取得致しました。その喜びは今も鮮烈に記憶に残っています。

ISO9001認証取得の背景と目的

現在、有料職業紹介会社は、規制緩和の影響もあり当時との比較では数十倍以上に膨れ上がり氾濫状態にあります。顧客である求人企業や求職者は、紹介会社・求人広告などの選択基準が判別できない状況にあります。当社のようなフード業界専門の人材紹介会社も後発の会社が増え続けた結果、企業ポリシーやコンサルタントのレベル劣化が顕著になっております。この背景には求人マーケットがバブル最盛期を彷彿させる程の勢いがあった現実があります。 当社においても少なからず、サービスの劣化が感じられるようになっておりました。常にワンランク上のサービスを心掛けることで、取引企業にはそれなりに認知されていましたが、多様化する顧客のニーズに即応できる資源の蓄積が急務になっておりました。 ISO9001認証取得の目的は、トップマネジメントが自ら学ぶことで、社員一人ひとりの学習意欲と能力を確認し、その過程で発生するコミュニケーションを共有しながら経営品質を高めることにありました。 人材紹介会社は顧客である求人企業に対し、常に要求以上のものを提案し続けるのが本来の姿です。経営者として、会社の資源を見つめ直し継続的に改善しつつ、会社を発展させる体制が必要でした。

SO9001導入効果

私たちフードビジネスサービスのコンサルタントは無意識の内に、会社の資源を活用しながらプロセスアプローチを繰り返しているということに気がつきました。資源は常に時代背景に応じ枯渇させることなく増やし続けなければなりません。そこでISO9001導入後は、PDCAの持つ意味として、P(トップの経営方針を理解)、D(社員は独自の品質目標を構築)、C(顧客情報を分析)、A(継続的な維持・改善)を意識することで、私たちは求職者と求人企業に常に問題意識を共有しながら高いコミュニケーションスキルを持って日々ベストマッチングを目指しております。これが人材紹介会社における経営品質の向上につながって行くものと確信しております。

株式会社フードビジネスサービス社員一同